2010年7月5日月曜日

WWFのおかしな話

パンダ印の世界自然基金の話です。略称ではWWFと言います。WWFのホームページを開きますといきなり寄付金の記事が出てきて、それが延々と続きます。それで、かつてお会いしたWWFのセールスマンのことを思い出しました。彼は自動車のセールスから転職してきたひとで主に法人を対象にして廻って歩いていました。寄付金を集める仕事で歩合制ですと大変そうな顔で言いました。法人は寄付金を払うと例のパンダマークが貰えます、寄付金が定額なのは公平性を担保するためです。でもそれって、昔マルティン・ルターが怒って宗教改革を始める原因になった免罪符と同じでしょ?企業の資格審査をやっているの?たぶんやっていると思います。で、わたしは少し調べてみましたが、いやはや突っ込みどころ満載の組織でした。環境破壊企業を環境優良企業に仕立てあげる「グリーンウォッシング(みどりの洗濯、マネーロンダリングの環境版)」の例が他の環境NGOからたくさん指摘されていました。例えば、インドのボパール化学工場のユニオンカーバイド、バルディーズ号原油流出事故のエクソンはWWFの幹部ゆえに擁護していました。
あの『タイタニック』のディカプリオ氏、トラ狩り禁止運動をWWFに訴えたそうです。それは魚屋にさかなを殺すなと言うようなものです。WWFの創始者のひとり、名誉会長のエディンバラ公フィリップは現地人が行う狩猟は野蛮な行為であるが上流階級が行う狩猟は崇高なスポーツであるといって、いまでもトラ狩りを続けています。
金持ちが資金を出し合ってやるギャンブル、例えばF1レースなどはF1マフィアが仕切ります。まぐろ養殖ももしかしたらマフィアが仕切っているかもしりません。マフィアが仕切っているようなところには決して「シー・シェパード」や「グリーン・ピース」は手を出しません。今後の成り行きを見て行きましょう。

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